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中村家住宅

 約280年前の琉球王朝時代に建てられた、戦前の沖縄の住居建築の特色を兼ね備えている建物で、当時の上層農家の生活を知ることができます。

住所

〒901-2314
沖縄県北中城村大城106

中村家住宅

 約280年前の琉球王朝時代に建てられた、戦前の沖縄の住居建築の特色を兼ね備えている建物で、当時の上層農家の生活を知ることができます。

 中村家住宅は、戦前の沖縄の住居建築の特色を兼ね備えている建物で、当時の上層農家の生活を知る上においても貴重な遺構となっています。建物自体は18世紀の建物といわれており、首里にあったものを移築したとされます。入口前には、馬や農具を洗うとともに火事の際の防火のためのクムイがあります。入口には、ヒンプン(顔隠し塀)がありますが、これは、魔除けのほか、台風の際の風よけや夏場の風通しを良くするなどの実用的な効果もあります。男性は右から、女性は台所のある左から入っていたともいわれています。首里からの役人は、アシャギ(離れ座敷)で宿泊しました。トゥングワ(台所)には、火の神をまつり、朔日、十五日に拝むようになっていました。メーヌヤー(家畜小屋兼納屋)は中2階の棟で、1階は腰石壁で畜舎、2階は黒糖製造用の薪置き場で、雇人も寝泊まりをしていたとされています。フールは、トイレ兼豚小屋です。沖縄では北西は鬼門とされており、魔よけの意味もある豚を置いたとされています。

 中村家の先祖は護佐丸に仕えていましたが、護佐丸が勝連城主の阿麻和利に滅ぼされると、中村家の先祖も離散の憂き目にあいました。1720年頃、漸く家運を盛り返し、この地方の地頭職(本土の庄屋に当たる役職)に任ぜられました。

 中村家住宅は、1956年に琉球政府から重要文化財に指定され、1972年5月15日の沖縄の本土復帰と同時に、国の重要文化財に指定されました。
 周辺にも多数の文化財が所在しているため徒歩での散策がお勧めです。

 中村家住宅は、戦前の沖縄の住居建築の特色を兼ね備えている建物で、当時の上層農家の生活を知る上においても貴重な遺構となっています。建物自体は18世紀の建物といわれており、首里にあったものを移築したとされます。入口前には、馬や農具を洗うとともに火事の際の防火のためのクムイがあります。入口には、ヒンプン(顔隠し塀)がありますが、これは、魔除けのほか、台風の際の風よけや夏場の風通しを良くするなどの実用的な効果もあります。男性は右から、女性は台所のある左から入っていたともいわれています。首里からの役人は、アシャギ(離れ座敷)で宿泊しました。トゥングワ(台所)には、火の神をまつり、朔日、十五日に拝むようになっていました。メーヌヤー(家畜小屋兼納屋)は中2階の棟で、1階は腰石壁で畜舎、2階は黒糖製造用の薪置き場で、雇人も寝泊まりをしていたとされています。フールは、トイレ兼豚小屋です。沖縄では北西は鬼門とされており、魔よけの意味もある豚を置いたとされています。

 中村家の先祖は護佐丸に仕えていましたが、護佐丸が勝連城主の阿麻和利に滅ぼされると、中村家の先祖も離散の憂き目にあいました。1720年頃、漸く家運を盛り返し、この地方の地頭職(本土の庄屋に当たる役職)に任ぜられました。

 中村家住宅は、1956年に琉球政府から重要文化財に指定され、1972年5月15日の沖縄の本土復帰と同時に、国の重要文化財に指定されました。
 周辺にも多数の文化財が所在しているため徒歩での散策がお勧めです。

〒901-2314
沖縄県北中城村大城106

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