浦添市運動公園のメインゲートの向かいに立つ「おもろの碑」です。16~17世紀にかけて琉球王府が編集した『おもろさうし』という神歌(おもろ)集がありますが、全1554首のうち浦添に関わるおもろは67首あり、そのうちの9首を選んで「おもろの碑」をそれぞれゆかりの地に建立しました。
「浦添(うらおそい)や浦添や 神酒(みき)ど有るな 酒ど有るな たしやたしや 今日(きよ)や今日や 世寄せによがかちへ 使い 渡嘉敷や渡嘉敷や 酒ど有るな 神酒ど有るな」(『おもろさうし』第15の36)
対訳は「浦添は 浦添には 神酒がある 酒がある 多謝 多謝 今日は 今日は 世寄せによの方を招き 渡嘉敷は 渡嘉敷には 酒がある 神酒がある」で、浦添には酒が満ちあふれている、その豊かさに感謝して、今日は酒宴を開こうではないか、という意味です。酒が多いのは、生産の盛んな豊かな土地であることを示しています。「世寄せによ」は世を寄せることできるお方、幸福を招く人の意味で、浦添グスクに君臨する指導者のことを指していると考えられます。渡嘉敷は浦添の別称、かつての古名とされています。
1995年に建立された碑で、揮毫(きごう)は安里牧子氏によるものです。
浦添市運動公園のメインゲートの向かいに立つ「おもろの碑」です。16~17世紀にかけて琉球王府が編集した『おもろさうし』という神歌(おもろ)集がありますが、全1554首のうち浦添に関わるおもろは67首あり、そのうちの9首を選んで「おもろの碑」をそれぞれゆかりの地に建立しました。
「浦添(うらおそい)や浦添や 神酒(みき)ど有るな 酒ど有るな たしやたしや 今日(きよ)や今日や 世寄せによがかちへ 使い 渡嘉敷や渡嘉敷や 酒ど有るな 神酒ど有るな」(『おもろさうし』第15の36)
対訳は「浦添は 浦添には 神酒がある 酒がある 多謝 多謝 今日は 今日は 世寄せによの方を招き 渡嘉敷は 渡嘉敷には 酒がある 神酒がある」で、浦添には酒が満ちあふれている、その豊かさに感謝して、今日は酒宴を開こうではないか、という意味です。酒が多いのは、生産の盛んな豊かな土地であることを示しています。「世寄せによ」は世を寄せることできるお方、幸福を招く人の意味で、浦添グスクに君臨する指導者のことを指していると考えられます。渡嘉敷は浦添の別称、かつての古名とされています。
1995年に建立された碑で、揮毫(きごう)は安里牧子氏によるものです。
〒901-2103
沖縄県浦添市仲間