粟国村字西の御願(うがん)の植物群落
村民が大切にしてきた拝所が点在する箇所にある植物群落で、そこには7種類のシダ植物が生い茂り、アカギやクロヨナ、ハマイヌビワ等の大木が高さ8~12mほどの森を形成しています。
西の御願(うがん)の植物群落は、粟国島の西集落の北西部、古くから多くの拝所が点在し、村民が大事に保護してきた場所にあり、高さ約20mの琉球石灰岩からなる断層崖を含む地域となっています。そして、御願内で見られる植物としては、断層崖の上部には、亜高木林のヤブニッケイ、クロヨナ、ハマイヌビワなどが群生し、崖下には、アカギ、ハマイヌビワ、クワノハエノキ、フクギ、ギョボク、クロヨナ、センダン、タイワンウオクサギなどの大木が発達し、林内にはカレンコウアミシダ、イシカグマなど七種類のシダ植物が出現しています。この群落は、粟国島の潜在自然植生を知る上で学術的に貴重です。また、この樹林には、数多くの野鳥が生息、飛来し、1年を通して観察することができます。
この地域にはいくつかの拝所があることから、島の人々に「西の御願(ウガン)」と呼ばれ、大切に保護されて来ました。
粟国村字西の御願の植物群落は、1980年4月30日、沖縄県の天然記念物に指定されています。
西の御願(うがん)の植物群落は、粟国島の西集落の北西部、古くから多くの拝所が点在し、村民が大事に保護してきた場所にあり、高さ約20mの琉球石灰岩からなる断層崖を含む地域となっています。そして、御願内で見られる植物としては、断層崖の上部には、亜高木林のヤブニッケイ、クロヨナ、ハマイヌビワなどが群生し、崖下には、アカギ、ハマイヌビワ、クワノハエノキ、フクギ、ギョボク、クロヨナ、センダン、タイワンウオクサギなどの大木が発達し、林内にはカレンコウアミシダ、イシカグマなど七種類のシダ植物が出現しています。この群落は、粟国島の潜在自然植生を知る上で学術的に貴重です。また、この樹林には、数多くの野鳥が生息、飛来し、1年を通して観察することができます。
この地域にはいくつかの拝所があることから、島の人々に「西の御願(ウガン)」と呼ばれ、大切に保護されて来ました。
粟国村字西の御願の植物群落は、1980年4月30日、沖縄県の天然記念物に指定されています。
〒901-3703
沖縄県粟国村西