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宜保のビジュン(霊石)

 祠の中に宜保の守り神といわれるビジュン(霊石)を見ることができます。

住所

〒901-0244
沖縄県豊見城市字宜保701-3

宜保のビジュン(霊石)

 祠の中に宜保の守り神といわれるビジュン(霊石)を見ることができます。

 沖縄本島内に分布し見られる「霊石をまつる習俗」の事を、豊見城市内では一般的にビジュンと呼んでいます。宜保のビジュンは、アガリヌモーグヮーという小高い丘の中央に祠があり、丸みのある石1個を霊石としてまつっています。

 宜保のフンシ(守り神)であるといわれ、戦前は家族の健康祈願や旅に出る際に拝まれていました。その他には、旧暦1月2日の初御願や旧暦5月15日の5月ウマチー、旧暦6月25日の夏ヌ御願(カシチーウイミ)等でも拝まれています。また、夏ヌ御願の日に綱引きが行われていましたが、戦前はビジュンで綱打ちが行われていました。
 このような信仰の対象であるビジュンですが、沖縄戦以前にはまた別の使われ方もしています。太平洋戦争開戦の詔勅が出された1941年12月8日を特別に記念する「大詔奉戴日」に合わせて、字主催の戦勝祈願が1942年~1944年にかけて行われていた場所でもあります。ビジュンに向かって拝礼し、宜保出身の出征軍人の姓名を列挙紹介し、最後に万歳三唱が行われました。また、宜保出身者が戦争へ行く出征軍人の壮行会が行われた場所でもありました。
 ビジュンの祠はこれまで数度の改修された記録があり、1940年の「紀元二千六百年祭」に合わせて改修され、その時の記念碑が最近まで一部現存していました。その後、2010年1月の宜保地区区画整理事業により再度改修が行われています。
 地域の守り神として信仰の対象であり、沖縄戦の記憶をとどめる場所でもあるビジュンは、これまで幾度も改修が行われながら地域の方々に大切にされてきた場所です。

 駐車場はありません。見学の際は十分にご配慮ください。

 沖縄本島内に分布し見られる「霊石をまつる習俗」の事を、豊見城市内では一般的にビジュンと呼んでいます。宜保のビジュンは、アガリヌモーグヮーという小高い丘の中央に祠があり、丸みのある石1個を霊石としてまつっています。

 宜保のフンシ(守り神)であるといわれ、戦前は家族の健康祈願や旅に出る際に拝まれていました。その他には、旧暦1月2日の初御願や旧暦5月15日の5月ウマチー、旧暦6月25日の夏ヌ御願(カシチーウイミ)等でも拝まれています。また、夏ヌ御願の日に綱引きが行われていましたが、戦前はビジュンで綱打ちが行われていました。
 このような信仰の対象であるビジュンですが、沖縄戦以前にはまた別の使われ方もしています。太平洋戦争開戦の詔勅が出された1941年12月8日を特別に記念する「大詔奉戴日」に合わせて、字主催の戦勝祈願が1942年~1944年にかけて行われていた場所でもあります。ビジュンに向かって拝礼し、宜保出身の出征軍人の姓名を列挙紹介し、最後に万歳三唱が行われました。また、宜保出身者が戦争へ行く出征軍人の壮行会が行われた場所でもありました。
 ビジュンの祠はこれまで数度の改修された記録があり、1940年の「紀元二千六百年祭」に合わせて改修され、その時の記念碑が最近まで一部現存していました。その後、2010年1月の宜保地区区画整理事業により再度改修が行われています。
 地域の守り神として信仰の対象であり、沖縄戦の記憶をとどめる場所でもあるビジュンは、これまで幾度も改修が行われながら地域の方々に大切にされてきた場所です。

 駐車場はありません。見学の際は十分にご配慮ください。

〒901-0244
沖縄県豊見城市字宜保701-3

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