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中城城跡 正門

 当時の築城技術と機能を最大限に取り入れたグスクの象徴の正門です。

住所

〒901-2402
沖縄県中城村泊

中城城跡 正門

 当時の築城技術と機能を最大限に取り入れたグスクの象徴の正門です。

 正門の左右の城壁は風格のある布積みの石垣で、前方に大きくせり出し、上部には武者走りと武者溜りを配した相横矢の造りになっています。その下方には、三眼銃(ヒャー)などの火器を使用するための狭間が設けられており、敵対するものには威圧を、同盟するものには偉容を与える造りとなっています。門の前の広場は長枡形になっており、門櫓から監視する門番が来訪者の数を瞬時に数え、敵か味方かを分別していたと考えれます。また、門扉の位置が門の中央より前方寄りになっているのは、ここまで進入してきた敵の背後から矢を撃つのに都合が良い位置であり、せり出した左右の城壁の上部端から弓矢を射る際に、最適な位置に門扉を設置したとされます。

 先中城按司から引き継ぎ手を加えた護佐丸でしたが、正門を堅牢な石造りのアーチ門ではなく木製の櫓門にしているのは、首里からこの中城グスクに続く道につながっている正門を、堅牢なアーチ門に造り替えることに遠慮したと考えられます。これは首里王府への逆心があると誤解を招かないための配慮だったのではないかといわれています。

 正門付近には、戦時中に日本軍が陣地構築を試みたとされている跡があります。

 正門の左右の城壁は風格のある布積みの石垣で、前方に大きくせり出し、上部には武者走りと武者溜りを配した相横矢の造りになっています。その下方には、三眼銃(ヒャー)などの火器を使用するための狭間が設けられており、敵対するものには威圧を、同盟するものには偉容を与える造りとなっています。門の前の広場は長枡形になっており、門櫓から監視する門番が来訪者の数を瞬時に数え、敵か味方かを分別していたと考えれます。また、門扉の位置が門の中央より前方寄りになっているのは、ここまで進入してきた敵の背後から矢を撃つのに都合が良い位置であり、せり出した左右の城壁の上部端から弓矢を射る際に、最適な位置に門扉を設置したとされます。

 先中城按司から引き継ぎ手を加えた護佐丸でしたが、正門を堅牢な石造りのアーチ門ではなく木製の櫓門にしているのは、首里からこの中城グスクに続く道につながっている正門を、堅牢なアーチ門に造り替えることに遠慮したと考えられます。これは首里王府への逆心があると誤解を招かないための配慮だったのではないかといわれています。

 正門付近には、戦時中に日本軍が陣地構築を試みたとされている跡があります。

〒901-2402
沖縄県中城村泊

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