浜元サチピン貝塚は、縄文時代後期と晩期の複合遺跡です。遺跡はリゾート施設内(マリンピアザオキナワ)にあり、標高20mの西海岸に面した琉球石灰岩の台地上の畑地(俗称サチピン)及びその崖下に立地しています。
台地上から無文の土器と石器類が多量に出土し、海岸側の崖下斜面の貝層から、主として、伊波式土器や荻堂式土器などが出土しています。
本格的な発掘調査が実施されていないので、遺跡の具体的な特徴など詳しいことは分かっていません。台地上の遺跡は縄文晩期、崖下部分の遺跡は縄文後期と縄文時代における遺跡立地を示し、遺跡の成り立ちを知るうえで貴重な遺跡です。また、縄文後期の遺跡として、本島北部における数少ない例の一つで、規模も大きく、後期と晩期の両期にまたがる貴重な遺跡と言えます。
1974(昭和49)年12月、沖縄国際海洋博覧会の会場設営工事に際し、計画区域から除外され、沖縄県指定史跡となりました。
貝塚は、リゾート施設内(マリンピアザオキナワ)にあるため、立ち入る際は施設の許可が必要になります。
【参考文献】
「みんなの文化財図鑑―埋蔵文化財編」沖縄県教育長文化財課編,沖縄県教育委員会 2019年
浜元サチピン貝塚は、縄文時代後期と晩期の複合遺跡です。遺跡はリゾート施設内(マリンピアザオキナワ)にあり、標高20mの西海岸に面した琉球石灰岩の台地上の畑地(俗称サチピン)及びその崖下に立地しています。
台地上から無文の土器と石器類が多量に出土し、海岸側の崖下斜面の貝層から、主として、伊波式土器や荻堂式土器などが出土しています。
本格的な発掘調査が実施されていないので、遺跡の具体的な特徴など詳しいことは分かっていません。台地上の遺跡は縄文晩期、崖下部分の遺跡は縄文後期と縄文時代における遺跡立地を示し、遺跡の成り立ちを知るうえで貴重な遺跡です。また、縄文後期の遺跡として、本島北部における数少ない例の一つで、規模も大きく、後期と晩期の両期にまたがる貴重な遺跡と言えます。
1974(昭和49)年12月、沖縄国際海洋博覧会の会場設営工事に際し、計画区域から除外され、沖縄県指定史跡となりました。
貝塚は、リゾート施設内(マリンピアザオキナワ)にあるため、立ち入る際は施設の許可が必要になります。
【参考文献】
「みんなの文化財図鑑―埋蔵文化財編」沖縄県教育長文化財課編,沖縄県教育委員会 2019年
〒905-0216
沖縄県本部町浜元